Q1.車検適合していますか?

■ 基本的には全ての商品が車検適合となっております。
※ 一部の色温度8,000K(ケルビン)以上の製品を除く

■ 自動車ランプ類の保安基準の要点は、純正採用と同じように制御されて対向車に対して眩惑を与えない構造となっていることが要求されます。

■ つまり、ヘッドライトなどは明るさの基準と光軸などが検査されますが、その他の灯火類は点灯することと極端に暗いか、または極端に上向きになっていなければ基本的にはOKです。
   ヘッドライト以外の灯火についても明るさの基準がございますが検査ではその明るさについては測定しておりません。
   左右のランプの色合いが極端に異なる場合なども不合格となることがあります。

■ 年式によって異なりますが、灯火器の色合いは白色または淡黄色などの規定になっており、一般的に7,000K(ケルビン)よりも小さい値であれば不合格になるケースは少ないようです。 6,000K(ケルビン)であっても一部の低品質なバーナーやLEDバルブなどでは青味がかっているために不合格になるケースも有ります。

■ HIDバーナーの場合には35Wで4,300K〜6,000Kであれば不合格になることは少ないようです。
■ ロービームでの検査対象車両では明るさだけでなくカットラインが判別できない場合にも不合格となります。

■ 車検でヘッドライト(前照灯)などで不合格になるケースとしては、照度(明るさ)が基準値に満たない場合
※ 原因としてはヘッドライトハウジングの汚れや樹脂製レンズの紫外線劣化による焼けなどがあります。

■ 車検でヘッドライト(前照灯)などで不合格になるもう一つのケースとしては、色温度(ケルビン)が基準値から大幅にずれている場合があります。
※ 原因としては白色と謳っているバーナーやLEDランプであっても検査官によっては白色ではなく青すぎるなどの理由で不合格となる場合などがあります。
※ 弊社にて販売中の製品では、車検が不合格となることが無いように品質管理を徹底しております。
   (8,000K以上の色温度のバーナーについては車検適合とはなりません)
  
   現在自動車の車検場ではヘッドライトなどの色温度(ケルビン値)を測定する機器が導入されていないので検査官の主観的な判断となっています。

■ 車検でフォグランプ(補助灯)などで不合格になるケースとしては、点灯シーケンスに誤りがある場合など
※ 原因としては純正装着タイプのフォグランプの装着されていない車両へお客様自身にて新たに増設設置された様なケースで、テールランプ(車巾灯)が点灯していない状態でも単独でフォグランプが点灯するような配線となっている場合。

■ ランプ類の取り付け状態の強度が不足していてエンジンの振動などで光軸がぶれてしまうようなランプも不合格となります。

■ ハロゲンバルブが純正装着されていた車両などで、使用年数が概ね10年ほど経過しているような車両では、
   灯火器(ヘッドライトユニット)本体の劣化によりハロゲンバルブを新品交換しても明るさ基準に満たないケースがあります。
   灯火器本体のレンズや反射板の劣化により光量が低下するなどの原因があります。

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Q2.取り付けても点灯しないのですが?

■ HIDランプシステムは高電圧が印加されますので、トラブルシューティングを行う際にもランプ点灯状態のまま作業を行うことが決して無いようにご注意ください。
※ 例えば、HIDバーナーを接続せずにバラストに通電すると点灯開始の起動が行われ20,000Vの高電圧がバーナー接続用のカプラに発生し、その結果カプラの先端で放電が発生します。
   もしも、バーナー接続用のケーブルやその先端のカプラの近くに人体があると人体に対して放電することがあり大変危険です。
   高圧ケーブルの絶縁被覆部分を握っていたとしてもバーナーが正しく接続されていない環境では感電します。
   また、その高圧ケーブルが車両側の重要な制御機器に近づいた状態で上記の放電が発生すると大切な車両側機器にダメージを与えてしまうこともありますので最初にバーナーを正しく接続してください。

■ HIDランプのバラスト電源入力にはプラス/マイナスの極性がありますので接続された電源の極性を反転させてみてください。
※ HIDバラストは電源接続の極性が反転しても動作しないだけで破損しません。

■ 点灯開始時にパッパッパッと点滅を繰り返してしまう場合は、電源配線の容量が足りないか、バッテリーが弱っている。
   または、車両の充電回路に不具合があるなどの状況が考えられますので症状を詳しく確認してみましょう。
   バッテリー電圧が13.5V以上など場合にはバッテリーや充電回路には問題は無いと考えられます。
   バッテリーなどに問題が無い場合には、車両側のランプ配線の容量が十分でないかカプラの腐食などにより接触抵抗が
   増大している可能性などもございますのでカプラの抜き差しを数回行い接触が確実になるようにします。
   上記対策などを行っても点滅してしまう場合には電圧安定化リレーを増設することで症状を回避することが可能です。

■ 弊社 Puremiumバラスト搭載型の製品では起動時電流を約 5A に抑えることで点灯開始時の電圧低下を抑制し点滅して
   しまうような現象の発生を防いでいます。
   点灯開始時の不点灯やチラつきなどが気になるお客様は是非、超低電圧起動の Premiumバラストをご利用ください。

■ キャンセラーユニットは電源接続の極性を反転させると破損してしまいますので、
   最初はキャンセラー無しで接続し車両側の電源極性を確認後にキャンセラーを挿入してください。

■ 取り付け後それほど時間が経っていないのに点灯しなくなった。
   オールインワンタイプを除くHIDランプシステムでこのような症状が発生した場合には、
   バーナー側の高圧配線接続が不完全で絶縁不良を起こしているか、または、高圧バーナー配線に傷などがついて
   絶縁不良となっている場合が考えられます。
   HIDランプシステムでは点灯開始時に2万ボルトを超える高電圧でバーナーの放電を開始させるように働きます。
   バーナー配線の高圧カプラの挿入が不完全であったりすると空気中の湿気などでも絶縁不良が発生します。
   これらのポイントを点検して異常があれば絶縁不良を発生させないように確実に挿入するなどの対策を行います。
   防水型カプラの黄色の防水シール部分に亀裂が入っている場合にも同じように絶縁不良となることがあります。
   上記以外の場合には、バラストの電源接続が確実かどうかを確認しましょう。
   それでもなお復旧しない場合には、左右のバラストとバーナーの接続を入れ替えてみると原因の絞込みが可能です。
   バラストあるいはバーナーに不具合が有ると判断される場合にはご購入先に相談してみましょう。
   どのような症状で、原因特定のための絞込みを行った結果はどのような状況であったか?なども合わせて連絡してください。

■ パワーLEDバルブは、電源の極性がありませんのでプラス/マイナスは反転していてもOKです。
   パワーLEDバルブは、直流電源だけでなく交流電源に接続しても機能します。
   点灯しない場合には、接続が不完全である可能性がありますので接続部分をもう一度確認してみましょう。

■ 弊社にて販売中の防水処理が施されているHID/LED製品では雨水の浸入などが無いように加工組立されております。
   これにより取付後数ヶ月で点灯不良などが発生しないように対策済みです。

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Q3.私の車両に適合しますか?

■ 同じ車種であってもグレードや販売時期などによって搭載されているランプの型式が異なる場合がありますので
   必ず車検証などをご覧になって車両の型式と年式を確認してください。

■ 車種ごとの交換可能なランプの型式については、こちらから車種適合表をご覧ください。

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Q4.取付や配線はどのように行えばよいですか?

HIDランプシステムの場合
■ 特に難しい部分はございませんが下記手順を参考にして作業要領をご確認ください。
1. ランプのバルブ接続カプラーを引き抜いてバルブを取り外します。
2. バルブの装着されていたところにバーナーを挿入して固定します。
3. バーナーの高圧配線をバラストの高圧配線カプラーと接続します。
4. 引き抜いた純正配線のカプラーとバラストへの給電線を接続します。
   シングルバルブの場合にはたったこれだけで完了です。

   H4などのHi/Loコントロールの必要なバーナーの場合には・・・
1. ランプのバルブ接続カプラーを引き抜いてバルブを取り外します。
2. バルブの装着されていたところにバーナーを挿入して固定します。
3. バーナーの高圧配線をバラストの高圧配線カプラーと接続します。
4. バーナーのHi/Loコントロール線をHi/Loコントローラのカプラと接続します。
5. 引き抜いた純正配線のカプラーとHi/Loコントローラの給電線を接続します。
6. Hi/Loコントローラのバラスト電源供給カプラをバラストに接続します。
   以上でHi/Loスライドバルブの場合の配線接続は完了です。

   より詳しくご覧になりたい方は、『技術情報』に各種バラストと各種ハーネスを利用した
   各種配線接続方法の解説がございますのでご確認願います。
   技術情報はこちら

■ バラストの固定について
   バラストの固定はナイロンバンドまたはボルトを利用して走行中の振動などで脱落することが無いように
   ボディーにしっかりと固定してください。
   その際エンジンや保安機器などの重要な部分へ固定することが無いようにご注意ください。
   一般的にはヘッドライト周辺のバルクヘッド(ヘッドライトを固定しているパネル)面やその周辺の運転操作に
   干渉しない部分を選択します。
   また、両面テープなどでの仮固定は構いませんが、必ずナイロンバンドやボルトでの固定を併用してください。
※ バラスト動作中は大変熱くなりますので両面テープだけでは固定出来ず永年劣化により脱落してしまいます。
※ 断熱材のような物で包み込んでしまうこともご遠慮ください。 放熱できなくなってしまいます。
   可能であればボディーの鉄板部分にボルトで固定していただくとボディーへの放熱が期待できるので信頼性
   向上につなげることができます。


LEDランプシステムの場合
■ HIDランプシステムと比べると高電圧も取り扱っていないので危険性は低くなっています。
   基本的には装着されている純正バルブなどを取り外してそこに換装する形で挿入します。
   電源接続は、HIDランプよりもお手軽でバルブに接続されていた車両側のカプラーをLEDバルブに接続するだけのカプラーオンで簡単接続可能です。

■ ご自身で設置することが難しい場合や不安がある場合には自動車ディーラーや自動車パーツ販売店などで
   ご相談されることをお薦めします。
※ 埼玉県南部地域に限定して取付加工のショップをご案内することも可能です。


Tips!
■ 車両のヘッドライトカバーの外し方やバルブ交換の方法、内装パネルの外し方などでご不明の点がある場合
   このような場合には、取り付けなどの作業を依頼するのではなく外し方を教えて欲しいという依頼で自動車ディーラーや
   オートショップなどでご相談されるとその場で外し方などのアドバイスを得られるケースが大変多いので参考にしてみて
   ください。
   場合によっては整備書などのコピーを頂戴できる場合もあります。
   ほとんどのケースで無償対応してくれると思いますのでご相談されることをお勧めします。

   ただし、HIDランプシステムは非常に高い高電圧を取り扱いますので、作業方法が適切でない場合には感電事故など
   人体に重大な被害をもたらす恐れがあることを十分に理解した上で作業されることをお勧めします。

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Q5.取扱説明書はありますか?

■ キットなどの商品には基本的に付属しています。
※ 一部のアダプターなどの簡単な商品には説明書は付属していませんので接続方法などご不明な点はお問合せください。

■ オンラインでご確認いただけます。
   4輪車用HIDランプの取扱説明書は、こちら
   2輪車用HIDランプの取扱説明書は、こちら

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Q6.色温度(ケルビン)と明るさについて教えてください。

■ 色温度(ケルビン)と明るさは異なる物です。
   色温度(ケルビン)という数値は光源の発光色(色合い)を示す尺度です。
   裸電球の色合いがおよそ3,000K(ケルビン) で蛍光灯の昼光色が6,500K(ケルビン)です。

■ 明るさを表す尺度としては、いくつかの単位系があり自動車ではカンデラ(cd)で検査しています。
   さらにバルブなどの光源の明るさを表す単位としてルーメン(lm)が用いられることが多いようです。
   また、オフィスの事務机などの作業環境の明るさを表す尺度としてルックス(lux)が用いられています。

■ 上記をまとめると、ケルビン値を小さな値から大きな値に交換しても明るさが明るくなることはありません。
   色温度を高くしても発光色の赤味が少なくなり青味が多くなるだけです。
   例えば、純正装着のHIDバーナーを6,000Kのバーナーに交換した場合黄色味がかっていた発光色が
   クリアーな白色光になるだけで発色が変わるだけですから明るさは変わらないです。
※ 厳密には同一エネルギーのランプで色温度が高くなると明るさは暗くなっていきます。

■ 雨天の夜間や濃霧時などは色温度の高い青白いランプよりも純正装着などの低い色温度の方が視認性は高いと言えます。
※ 特に濃霧や吹雪などの雪道ではイエロー光の色温度3,000Kが好まれるのはこのためです。

■ クリアーな白色光にすると同時に明るさも150%に増大したい場合には、弊社 RSバーナー/6,000K をご利用ください。
   また、HIDランプシステムの容量を純正などの35Wから55Wへと増大させることでも明るさを増大することが可能です。

■ 同一のエネルギーを出力することが可能な光源で色温度を高くしていくと明るさの尺度である全光束(ルーメン)は
   小さくなっていきます。
   つまり、色温度が4,300Kのバーナーよりも6,000Kのバーナーの方が全光束(ルーメン)は小さくなります。
   色温度が 8,000Kや10,000Kであれば全光束はより小さくなります。
※ これは、全光束の規定が人間の目の視感度を基準にしているため青色の感度が低下する領域では小さな値となって
   しまいます。
COLOR-TEMP.
画像は、色温度と明るさを製品ごとに示した物です。   

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Q7.ノイズ対策は必要ですか?

■ 弊社販売中の製品では特に神経質になる必要はございません。
   ただし、HIDランプの高圧配線を延長するなどのケースではノイズ対策を合わせて検討されることをお薦めします。

■ オールインワンタイプのHIDランプでは高圧配線部分が金属ケースの内部でクローズしているために基本的に
   この部分からのノイズ放射は一般的なバラストに比べて非常に小さく低減されています。

■ 高圧配線側からのノイズを低減するためには、高圧配線の上からシールド材料で覆ってしまうことです。
   材料としていろいろな種類がありますがコストパフォーマンスから樹脂製のメッシュ状編組の上にすずメッキなどの
   金属材料を採用しているタイプの物をお薦めします。
   バラストの出口からHIDバーナーの根元までなるべく高圧配線が露出しないように覆い被せるのがポイントです。
   市販品では、シールドスリーブなどの名称で販売されています。
SHIELD-SLEEVE
※ 純正装着のHIDランプシステムでもバラスト〜バーナー間の高圧配線にシールドスリーブが採用されています。
画像は、シールドスリーブの一例でアラミド繊維にすずメッキを施した素材
もちろん銅線の編組であれば耐熱性も十分ですし申し分ありません。

SHIELD-SLEEVE Attach
シールドスリーブφ40mmを被せた状況/イグナイターや高圧カプラ部分も覆っています。
※ どちらか一方の端で構いませんが、シールドスリーブの上からなるべく太目の電線を抱き合わせて両方一緒にナイロンバンドで締め上げ車両アースに接続してください。
より強力なシールド/アース効果が得られます。

■ シールド効果の確認には台所に常備のアルミフォイルなどを利用してテストしてみるとその効果の確認が可能です。

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Q8.電圧安定化リレーとは何ですか?

■ HIDコンバージョンキットの基本は、バッテリーから配線を行わずに簡単に換装することを基本としています。
   しかし、一部の車両などではそのような配線方法では期待したとおりの性能を発揮できない場合があります。
   このような場合には、バッテリーから電源を取り出し電圧安定化リレーを経由してバラストに給電します。
   こうすることでHID 起動時の大電流負荷であっても安定した電圧がバラストに印加されることで不具合が
   解消されます。
RELAY-HARNESS
画像は、二輪車用の1灯式電圧安定化リレーの一例
自動車用として2灯用のリレーハーネスもあります。

概ね廉価版など価格の安い商品では起動時の電流が大きいために電圧降下が大きくなってしまうということがあるようです。
それら電圧降下を抑制する対策として 『電圧安定化リレーハーネス』 が有効です。

また要点としては、バッテリーからの配線長をなるべく短くしてハーネスの余った部分をとぐろを巻いてテープで
まとめる等のことが無いように切断してください。
※ 切断した場合にはつなぎ直す部分の接続方法を圧着端子を利用するなどの適切な方法で確実に接続する必要があります。

   各自な接続方法が実施できないような場合には切断せずに長いまま運用してください。
   (せっかく切断して電気抵抗を下げても、確実な接続が出来なければ本末転倒です)

極力太い電線を採用しているハーネスの方が電圧が下がり難くなります。
搭載しているリレーも20A以上の電流に耐えうる大きめな物が好ましいです。
LEDランプと比べるとHIDランプでは起動時に大きな電流を消費するということを念頭に作業されると良いでしょう。

Tips!
同一の消費電力の機器を運用する際に12V系の車両では苦労しても、24V系の車両では苦労することは少ない。
これは、銅線のエネルギー伝送損失が流れる電流の2乗に比例するためで、電力が同じならば電圧が高い方が
電流は少なくて済むことからこのようになるわけです。

この原理が応用されている良い例として、高圧送電が挙げられます。
発電所からの距離が遠いところへ効率良く電気を送り届けるためには、理想的な電気抵抗ゼロの送電線を使うか、
送電線の断面積を可能な限り太くして電気抵抗を下げるか・・・、いずれも実用的ではありませんね。
そこで、
送電する電圧を高くして電線に流れる電流を可能な限り小さくすることで伝送ロスを小さくすることが可能です。

送電線の電気抵抗は送電する電圧にかかわらず一定です。(・・・として考えます。)
送電線で消費される送電時のエネルギーロスはオームの法則から、P=I**2×R となり、
送電線に流れる電流の2乗に電気抵抗を掛け合わせたものになります。

自動車では、電装系に低電圧の12Vや24Vなどの電圧を利用するためにエンジン始動のスタータモーターなど
少し大きな電力を扱う場合にその電流が100Aを超えるなど結構大きな電流となる場合が少なくありません。

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Q9.ウォーニングキャンセラーとは?

■ 一部の高級車や高級外車などでは、エンジンスタート時に車両に搭載されているバルブ類の球切れチェックを
   厳密に行うことがあり、この場合にはHIDコンバージョン・キットなどに換装しているとエラー表示が発生してしまう
   ことがあります。
   これらの症状を回避するために車両側バルブ給電線とHIDバラストの間にウォーニングキャンセラーを装着する
   ことでエラー表示を回避することが出来ます。
   ウォーニングキャンセラーはエラー表示回避のための増設用アダプターです。
   ご利用になる車種やグレードなどによって異なるタイプがございますので詳しくはお問合せください。
CANCELLER
画像は、球切れ警告灯回避のウォーニングキャンセラーの一例でバラストの給電カプラに接続して利用します。

CANBUS対応などの文言で販売されている一部の機種では、上記のウォーニングが発生しないように
HIDバラストやLED駆動回路の内部に既にキャンセラー機能が搭載されている機種もあります。

※ウォーニングキャンセラーを接続する場合には、最初はキャンセラー無しで点灯確認を行い、
その後車両側配線の極性が判明してからキャンセラーをバラストの電源カプラ手前に挿入してください。
これは、キャンセラーにはプラス/マイナスの極性があり誤って逆接続すると破損してしまうためです。

また、一部の車両ではHi/Lo切替式バーナーを設置した際に車内のハイビームインジケータが
正常に点灯しない不具合が発生してしまう場合があります。
このハイビームインジケータ不点灯を回避するキャンセラーなどもございます。

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Q10.保守用に部品も販売して頂けますか?

■ 保守用およびバックアップ用の予備としてHIDバーナー/HIDバラスト/リレーハーネス/キャンセラーなど各種部品も取扱いございます。
   詳しくは、お問合せください。
SINGLE BURNNER
画像は、HIDシングル・バーナー(Premium)の一例

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Q11.フォグのHi/Lo切替はどこに接続する?

■ プロジェクターフォグランプ製品でHi/Lo切替式の製品の場合にはフォグランプ内部にハイビーム切替用の遮蔽板を可動するためのソレノイド(電磁石)が搭載されています。
   通常の利用方法では、ヘッドライトのハイビームに合わせてソレノイドに12V電源を通電すればヘッドライトのHi/Lo切替に同期します。

■ 無用なトラブルを避けるために、車検など継続検査を受ける際にはプロジェクターフォグランプがハイビームでの照射にならないようにHi/Lo切替制御線を外しておく事をお勧めします。

   ・Projector Fog ソレノイドに通電時:ハイビーム
   ・Projector Fog ソレノイドに非通電:ロービーム

   お好みよってヘッドライト連動とはせずに、車内に別途スイッチを増設してそのスイッチ操作により
   プロジェクターフォグのHi/Loを切り替えるという利用方法も可能ですね。

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Q12.PremiumとSTDの違いは何ですか?

■ Premiumタイプはより高性能な製品となっています
   例えば、HIDバラストでは起動開始電圧がSTD仕様では8.5V〜9Vに対して
   Premiumタイプのバラストでは最小起動開始電圧が7.5V〜となっています。
   高々1V〜1.5Vの違いですが、アフターマーケット用のHIDバラストとしてはこの差が大きく効いてくる場合があります。

   特に小型や中型のバイクと軽自動車などの電装系、特にバッテリーが小さな車両にはPremiumタイプをお勧めします。
   起動トラブルを心配せずにご利用いただけるものと思います。


   ではSTD仕様のHIDバラストではどうなのか?
   起動開始時の電圧が少々高いことだけでなく起動時の大電流によりさらに電圧が低下してしまう場合があり、
   より起動トラブルを発生する要因となっています。

   一度起動してしまえば、長期信頼性を除いてそれほどの違いはありません。

   純正装着のHIDバラストの起動特性としては、起動時間を短縮してなるべく早く規定の明るさに到達するような
   設計となっています。
   これに対して、アフターマーケット用のHIDバラストも同じような起動特性を実現するような設計にしてしまうと
   起動不良などのトラブルが発生してしまいます。
   純正装着のバラストでは配線なども含めた自動車ごとのシステムで検証を行っているのでトラブルになりませんが、
   アフターマーケット用の製品では全ての車両でテストを行うことは不可能ですね。
   このような背景からもアフターマーケット用の製品の仕様としては起動時間を多少犠牲にしても起動電流を抑えて
   最小起動開始電圧も低く設定されたPremiumタイプのバラストが最適な仕様であるといえます。

   純正バラスト:起動電流12A以上
   一般バラスト:起動電流10A程度/起動開始電圧9V
   Premiumバラスト:起動開始電流約5A/起動開始電圧7.5V

   Premiumバラストでは、最大照度到達時間は遅くなってしまいますが、実用的な照度は確保されているので
   特に起動時に暗いと感じられることは無いでしょう。
   もちろんパッシングなどの操作時にも実用的な発光はしていますので合図に問題はありません

   もう一点Premiumバラストの有利な点としては、長期安定性と寿命(ライフスパン)の長いことにあります。
   一般的な民生品では製造工程において高温エージングのような作業は行いませんがPremiumバラストについては
   この作業を行っており初期故障や磨耗故障などのスクリーニングを実施していることになります。
   高温エージングによって将来発生するかもしれない故障を未然に検出して取り除くことで長期の運用を可能にしています。

■ まとめると:
   Premiumバラスト : 起動トラブルの心配がほとんどない。長期運用の可能性が大変高い。
   STDバラスト : 電圧低下や起動時の大電流による起動トラブルの可能性あり。長期信頼性が少々低い。

   Premiumバラストは、高性能で高信頼性のアフターマーケット用製品であるといえます。

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Q13.保証条件はどうなっていますか?

■ 保証期間は、納入後1年間となっております。
   正常なご使用状態において故障などのトラブル発生時には同数の同一機能の製品と交換いたします。
※ 製品の性能向上のためにお客様に断り無く仕様が変更になる場合がございます。

  詳しくは、こちらでご確認ください。

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